ほぼ25年前にクリントン夫妻は初めてホワイトハウスに着き、民主党での指揮系の高みを占めた。一方、彼らの権力は今、終わりに近づいている。ヒラリー・クリントン氏の敗北は、党改革を行い、国民のより広い層に訴えかけを可能にし、党にクリントン夫婦に近いサークルをこれ以上いれないようにする、という「希望の光」を与えた。クリントン政権の元関係者によると民主党は今、「白紙からやり直す」用意がある。
同党ではすでにクリントン氏の代わりが探し始められた。民主党全国委員会のハワード・ディーン元委員長は、以前の役職に戻る希望を表明した。バーニー・サンダース氏はキース・エリソン候補を推薦した。現在、サンダース氏、マサチューセッツ州選出の上院議員エリザベス・ウォーレン氏、ニュージャージー州選出のコーリー・ブルッカー氏、ジュリアン・カストロ住宅都市開発長官に期待が寄せられている。
先に伝えられたところ、米国のトランプ次期大統領は、ケリー・アヨッテ上院議員の国防長官任命を検討している。