11月14日、警官が行方不明になっていた学生の居場所に関する情報を調べ、住民から誰かがガレージに向かって乱射しているとの通報を受けて現場に向かった。
現場に到着した警官は銃撃を受けた。住居には少年1人と少女1人が立てこもっており、武器が保管されていた金庫からライフルとピストルを取り出していたことが分かった。銃撃により警察車両が損傷を受けたが、警官にけがはなかった。
警察は学生2人と数時間にわたって交渉したが、成果はなかった。その後、学生たちは応答しなくなった。
特殊部隊が突撃したが、少年と少女は遺体で発見された。遺体には銃創があった。
ロシア内務省プスコフ州総局は、自殺だったと伝えている。
少年と少女は、Periscope(ペリスコープ)でライブ配信し、友人らとやり取りをしていた。少女によると、武器は特殊部隊員である少女の義父のもので、2人は窓から自宅に入り、金庫をこじ開けた。
また明らかになったところによると、警察が到着する前、学生2人のもとに少女の母親と祖母が訪れた。少女は刃物を持って現れ、母親と祖母が少女から刃物を取り上げようとした時に少年が空気銃を発砲し、少女の母親のふとももに偶然あたった。
少女はSNSのライブ配信で警官への発砲について語り、友人に助言を求めた。少女は「私たちに選択肢はない」と述べ、少年は「犬2匹を殺し、窓を壊し、民警を撃った」と付け加えた。
少女は、「もし私たちが降伏したら、人生はもう終わる。犯罪調査、両親との問題、学校の問題」と語った。