内部のもうひとつのピラミッドが発見されたのは3D電気抵抗トモグラフィのおかげ。内部のピラミッドは高さ10メートル、幅30メートルの大きさで推定で紀元後550年から800年に作られた。
ただし、今回内部で発見されたのは実は2つめのピラミッド。ククルカンの神殿が入れ子式になっており、内部にももうひとつのピラミッドがあることは1940年代の時点で考古学者によって明らかにされていた。
米サンディエゴのカリフォルニア大学人類学のジョフィリー・ブラスヴェッラ教授は「内部に見つかった3つめの『マトリョーシカ』は実際はいくつかの小型『マトリョーシカ』が組み合わさったもので、2つめのマトリョーシカの中にある可能性がある。現時点では正確にはわからない」と語っている。ポータル「Terra」が掲載した。
3つめのピラミッドが発見されたのは、2015年、ククルカンの神殿の下に深さ20メートルの地下湖がある事が確認された時。
ククルカンの神殿の基礎部分には暦の原則がすえられ、天文学的な意味を持つものであったと考えられている。
科学の関連ニュースはこちら。