会談では、シリア、ウクライナ、2国間関係が焦点となった。
ラヴロフ外相は会談前、ロシアは米国とのやり取りの進み方にがっかりしていると述べ、「だが一方で、我々はこの状況から抜け出す何らかの方法を見つける努力をしている。ジョン・ケリー氏は、これに心から関心を持っていると思っている」と語った。
ケリー氏は、「イエメンからリビア、またシリアやウクライナ、二国間問題まで」一連のテーマを議論することができたと指摘し、「これは幅広い問題についての会話だった」と述べた。
ラヴロフ外相は、「これは良い会談だった」と指摘した。
またラヴロフ外相は、ロシア航空宇宙軍の現段階での作戦について発言し、先に米国務省がシリアのアレッポをロシア機が攻撃したとしてロシアを非難したが、ロシア機は攻撃していないと述べ、「我々の飛行機とシリアの飛行機は、『ダーイシュ』(IS、イスラム国)がモスル(イラク北部)からシリアへ出るのを防ぐために、イドリブ県とホムス県でのみ活動している」と指摘した。