ロガチェフ氏はさらに「二国関係のひどい冷却期間はあまりにも長引いており、これがこうした具体的方向性に影響を与えないわけにはいかず、また1時間で片付くこともありえない」と述べ、少なくともロシア側は「こうした意味においてはトランプ氏は我々にとって『都合のいい』米大統領である」という確信はもてないと指摘している。
こう指摘しながらもロガチェフ氏は「一方でこの人物が選ばれたことで、二国間関係を最低のレベルまで落としてしまった現米政権の採る反ロシ路線が修正されるのではないかという慎重な期待が生まれたが、全てはそんなに単純には運ばない」と語った。