ユルドゥルム首相は24日、トルコの首都アンカラで記者団に対し、「ロシアのマスコミを禁止しようとしているEUは、自分たちの民主主義の貧しさを提示している」と述べた
欧州議会が23日、ロシアメディアに対抗する決議案を採択した。決議案で最も危険なメディアとして名が挙がったのは通信社「スプートニク」とRTテレビ。
投票に参加した691名の議員のうち、賛成304、反対179、棄権208となった。 決議は勧告的性格を持つもので、EU加盟国による決議実行は任意となる。
決議案で、EUと東欧にあるEUのパートナー諸国に対する情報の主たる脅威として名前が挙げられているのは、通信社「スプートニク」、RTテレビ、「ルスキー・ミール(ロシアの世界)」基金、ロシア外務省の傘下団体で、在外ロシア人の援助などをおこなっている「ロス・サトゥルドニチェストヴォ」だ。
決議には、スプートニクのようなメディアの活動と、テロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」の活動を同一視するような、いわれなき非難が含まれている。