「詐欺師症候群」がキャリアや職場環境への適合に及ぼす影響についての調査は、社会人238人を対象に行われた。
結果、約70%の人が「詐欺師症候群」に陥ったことがあることが分かった。
なお詐欺師症候群とは、「今ある成功は自分の実力ではなく、運やタイミングでつかんだもの」、「自分は仕事ができないのに、能力があるように見せかけている」、「周囲はいずれ、自分が『実は仕事ができない』、『大した人物ではない』ことに気づくだろう」、「すごいのは助けてくれた人で、自分の実力ではない」などという心理だという。
「詐欺師症候群」に陥ってしまうとそこから抜け出すのは難しい。そのため調査チームは、「このような気持ちを抱えている人たちが体験談を話せる場所をつくることが必要だ」と指摘しているという。