ワシントン・ポスト紙は、「去りゆくジョン・ケリー国務長官は、アレッポ包囲終了についてロシアと合意に達するために、すさまじく、さらには想像を絶する外交努力を行っている」と報じた。
その一つとして同紙は、ケリー氏とロシアのラヴロフ外相との週に2度の電話会談、また最近ペルーで開かれたAPEC閣僚会議の場での会談を挙げている。
ワシントン・ポスト紙によると、ケリー氏は、トランプ次期米大統領が大統領就任後にロシアと全く異なる合意に達し、その結果米国が「直接的にシリアのアサド大統領側」に立つことを危惧している。
ここ数か月でアレッポの状況は極めて悪化し、アレッポとその近郊では激しい戦闘が行われている。テロリストらは、東部地域に一般市民20万人から30万人を引き止めている。