演技はロシアのTV第1チャンネルのスケートショー「アイス・エイジ」で放映。ナフカ選手は世界的に有名なスケート選手であり、ロシア大統領ペスコフ公式報道官の妻。
ナフカ選手はロシア人俳優のアンドレイ・ブルコフスキー氏とペアを組み、アウシュビッツ強制収容所でユダヤ人らが着用させられていた縦じまのパジャマを着て氷の上に立った。胸にはユダヤ人であることを示すダヴィデの星が縫い付けられている
Посмотреть эту публикацию в Instagram
絶望と緊張に満ちたスケーターらの顔は歌が流れ、滑り出すと微笑みに満ちた美しいものへと変わった。複数のマスコミによれば、観客の中にはユダヤ人迫害を表現したアイスダンスが陽気で明るく仕立てられていることに憤慨を表した者もいた。
映画『ライフ・イズ・ビューティフル』を知らない観客のためにプログラムには前もってあらすじが説明されている。映画の主人公らは強制収容所という生命の限界にあっても子どもを救うため希望を失わずに力いっぱい生きている。これをナフカ・アンドレイ組は演技で伝えようと試みた。
#Татьяна Навка и Дмитрий Песков впервые вышли вместе в свет # подробнее читайте здесь: https://t.co/LK3lZYlFiL pic.twitter.com/GgHZJOyH9d
— #TopNews-ru.ru (@topnews_ru_ru) November 9, 2015
ナフカ選手は「コムソモーリスカヤ・プラウダ」紙からのインタビューに「これは単なるショーではありません。演劇なんです。こうしたテーマは絶対に取り上げる必要があります」とコメントし、「忘れられないためです。若い人がこれを見て、なんだろうと興味を持つでしょう。そしたらホロコーストのこと、強制収容所のことを知ろうとし、『ライフ・イズ・ビューティフル』を見るでしょう。それが私たちの狙いなんです」と語っている。