ホロコースト描くスケート演技に批判 プーチン氏報道官の妻(写真、動画)

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アイスダンス五輪金メダリストのタチアナ・ナフカ選手がTVショーで披露したスケート演技に世界のマスコミから真っ二つに割れる批評が集中している。

演技はロシアのTV第1チャンネルのスケートショー「アイス・エイジ」で放映。ナフカ選手は世界的に有名なスケート選手であり、ロシア大統領ペスコフ公式報道官の妻。

ナフカ選手はロシア人俳優のアンドレイ・ブルコフスキー氏とペアを組み、アウシュビッツ強制収容所でユダヤ人らが着用させられていた縦じまのパジャマを着て氷の上に立った。胸にはユダヤ人であることを示すダヴィデの星が縫い付けられている

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Публикация от Tatiana Navka (@tatiana_navka)

ショーの用いられたのは映画『ライフ・イズ・ビューティフル』で用いられたニコラ・ピオヴァーニ作曲の歌«Beautiful That Way»  映画は第2次世界大戦中の北イタリアにおけるユダヤ人迫害(ホロコースト)を描いた作品。演技の開始前、氷上に呆然とした顔つきで立ち尽くす2人の背後には、映画で収容所に入れられ母親と引き離された息子と父の間で交わされる有名な科白「これはゲームなんだよ。最後に勝ったら賞がもらえるんだ」が流れた。

絶望と緊張に満ちたスケーターらの顔は歌が流れ、滑り出すと微笑みに満ちた美しいものへと変わった。複数のマスコミによれば、観客の中にはユダヤ人迫害を表現したアイスダンスが陽気で明るく仕立てられていることに憤慨を表した者もいた。

映画『ライフ・イズ・ビューティフル』を知らない観客のためにプログラムには前もってあらすじが説明されている。映画の主人公らは強制収容所という生命の限界にあっても子どもを救うため希望を失わずに力いっぱい生きている。これをナフカ・アンドレイ組は演技で伝えようと試みた。

​ナフカ選手は「コムソモーリスカヤ・プラウダ」紙からのインタビューに「これは単なるショーではありません。演劇なんです。こうしたテーマは絶対に取り上げる必要があります」とコメントし、「忘れられないためです。若い人がこれを見て、なんだろうと興味を持つでしょう。そしたらホロコーストのこと、強制収容所のことを知ろうとし、『ライフ・イズ・ビューティフル』を見るでしょう。それが私たちの狙いなんです」と語っている。

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