「自分としては軍事同盟を組むつもりはない。こういうことはフィリピンはもう50年代に仕方なく行なってきた。だが私は中国とロシアという新たな友人らと協力を行う構えだ。これは全世界に平和を推進するためだ。」ドゥテルテ氏は、10月に表した先の声明についてRTから、フィリピンとロシアの軍事協力は現在、どういう状態にあるかとの問いにこのように語っている。
ドゥテルテ大統領は「米国は武器輸出の停止決定を採ったと聞かされた」、「それではと、答えたね。『へっちゃらだね。こっちには友がいるんだ。そいつのところには兵器なんかごろごろしているさ』と」と指摘している。
ドゥテルテ大統領は、プーチン大統領との会談で「あれが欲しい、これが欲しいなど一切言ったことはない」と断言し、「プーチン大統領には私が必要としているのはただ1つ、友好関係だと言った。私は狭いグループ諸国との付き合いに限定する気はない、ほかとも相互関係を築くつもりだってことを世界に示す必要がある。なぜなら私たちは主権国家であり、万人と外交、ビジネス関係を維持せねばならないからだ。そうした関係が我々に利益をもたらしてくれるとすれば、私は神さまに感謝するよ」と語った。