このような結論に至ったのはスーダンにある古代都市メロエで作業している考古学者ら。メロエ近郊だけで200ほどのピラミッドがあり、学者の計算によるとスーダン全体では少なくとも255個存在する。
これはエジプトのピラミッド保有量のほぼ2倍だ。一方、エジプトはピラミッドの数でトップに立っていると考えられているが、公式に計上されているのは「たった」138個。アフリカの多くの民族がピラミッドを建てたと明らかになっているが、初めて建造したのは古代エジプト人。現在のスーダンの領域でこのような伝統が現れたのはエジプトに数世紀遅れてのことだった。
しかし、現スーダンの領域に住んでいた建設者らは北の隣人、エジプトを追い抜かした。最も活発だったのは古代クシュ王国。クシュ王国では自らの技術が用いられていた。クシュ人らによって建てられたピラミッドはエジプトのそれよりも背が低い。前者の平均の高さは30メートルほどだが、エジプトのピラミッドの平均の高さは138メートル。
なお先の報道では、学者がエジプトのピラミッドスキャンで未知の異常を発見した。