反体制派の代表者4人がフィナンシャル・タイムズ紙に伝えたところによると、交渉はトルコの首都アンカラで行われている。
匿名を希望する反体制派の代表者は、「ロシア側とトルコ側は今、米国抜きで話し合いを行っている。米国はこの交渉にまったく加わっておらず、アンカラで起こっていることについて報告も受けていない」と語ったという。
シリア反体制とロシア側がコンタクトをとるのは今回が初めてではないが、事情に精通している消息筋は、これまでこれほど多くの反体制派グループが交渉に参加したことはなかったと指摘している。フィナンシャル・タイムズ紙は、これは彼らが合意に達する必要があることを示していると指摘している。
またフィナンシャル・タイムズ紙は、交渉の進展はみられていないが、これが米国抜きで行われているという事実は、中東の政治的動きの変化を物語っており、そこでは地域のプレーヤーたちが米国抜きでロシアと合意する意向が強いようだと報じている。