10年以上出し入れがない「休眠預金」を民間の公益活動に充てる休眠預金活用法が2日、成立した。NPO法人や自治体といった行政の支援が十分でない団体に助成・融資する狙い。共同通信が報じた。
新法は交付から1年半以内に全面施行され、2019年にも助成対象団体を公募する。早ければ同年にも分配が始まる。
金融機関では毎年1千億円程度の休眠預金が発生するという。預金者の請求があれば全額払い戻されるが、返還分を除いた年500億から600億円を活用する仕組み。
預金者が亡くなったり、口座の存在を忘れて放置したケースが多いとみられている。