調査の全容は雑誌Icarus に1月1日に掲載される。The Christian Science Monitorが調査の内容を簡単に報じた。
学者たちは、惑星間ステーション「カッシーニ」が地球に送信したデータに基づいて調査を行った。環は主に氷で構成されているが、僅かながら氷でおおわれていない部分もある。それが輪の上に集まっている塵だ。学者たちは、塵は環の起源と年齢についての貴重な手がかりだと指摘している。
学者たちによると、塵はカイパーベルトから空間を通り抜けて飛んでいる。したがって、環が古ければ古いほど、環の上にたくさんの塵が集まっているということになる。
なお、C環に集まった塵はそれほど多くなかったという。この事実は、C環が考えられていたよりもはるかに若いことを示している。
学者たちは、土星の環ができたのは約1億年前だったとの見方を表している。
それより前に著名な理論天体物理学者スティーブン・ホーキング氏はNASAとの協力の開始を発表した。ケンタウルス座を探求する超高速宇宙船「スターチップ」を開発するという。新世代の宇宙船は光速の20%まで加速できる、と博士。