シリア政権も情報を確認済み。ホムス州(パルミラが属する)のタラル・バラジ知事は、ダーイシュ侵攻とシリア軍後退を確認した。ロイターがテレビ放送アル・イフバリヤをもとに伝えた。
「軍はテロリストがパルミラを掌握することを阻むべく全力を尽くしている」と知事。
全住民の避難の後、シリア軍はパルミラ市から完全に脱出。現在市の南郊で軍とダーイシュ戦闘員らの激戦が繰り広げられている。
パルミラは2015年5月よりダーイシュの支配下にあったが今年3月13-27日の2週間、ロシア航空部隊の支援を受けシリア軍が攻勢をかけ、戦闘員らを市から追い出した。パルミラ解放作戦にはロシア特殊作戦部隊と民間軍事会社の志願兵が参加した。