ロシアのカップ麺【写真】

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麺 - Sputnik 日本
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「お腹空いたー!今すぐ何か食べたい!!」という時に活躍してくれるのがカップ麺。日本発祥のカップ麺は、ロシアでも定着している。

「お便りスパシーバ」12月02(もう今年も師走)号 では、日清食品がプーチン大統領の訪日前に発売したカップ麺「カップヌードルライトプラス ビーフと野菜のボルシチ」が話題となった。それに関連してロシアのカップ麺についても話が及んだので、今回はロシアの定番カップ麺をご紹介。

ロシアで販売されているインスタントラーメンの主なブランドは、ロシアの「ロルトン」と韓国の「ドシラク」。この2つがほぼ市場を二分している。

© Sputnik / Gokan Rie「ロルトン」と「ドシラク」
「ロルトン」と「ドシラク」 - Sputnik 日本
「ロルトン」と「ドシラク」

日本のスーパーに行くと様々な種類のカップ麺が並んでおり、次々と新商品が発売されているが、ロシアのカップ麺の種類はそれほど多くはない。

© Sputnik / Gokan Rieスーパーのインスタント麺売り場
スーパーのインスタント麺売り場 - Sputnik 日本
スーパーのインスタント麺売り場

「ロルトン」から発売されているのは縦型、どんぶり型、四角形の3タイプ。

© Sputnik / Gokan Rie「ロルトン」
「ロルトン」 - Sputnik 日本
「ロルトン」

なおロシアでは、日本の「ペヤングソース焼きそば」のような四角形のカップ麺が一番多く出回っている。どんぶり型と四角形の容器の中にはフォークが入っているので、お湯さえゲットできれば、どこでも食べることができる。

© Sputnik / Gokan Rieカップ麺の中身
カップ麺の中身 - Sputnik 日本
カップ麺の中身

代表的な味は、ビーフ、チキン、きのこの3種類。日本のカップ麺と比べると「素朴な味」という印象だ。変わり種では、羊肉を使った中央アジアの麺料理「ラグマン」味や、チーズとベーコン味などがある。

こちらは韓国の「ドシラク」のカップ麺。

© Sputnik / Gokan Rie「ドシラク」
「ドシラク」 - Sputnik 日本
「ドシラク」

80gから140gまで数種類あるが、こちらも定番は四角形。「ロルトン」と同じチキン味、ビーフ味、きのこ味の他、ポーク味や韓国ならではのキムチ味などがある。

「ロルトン」も「ドシラク」も四角形のカップ麺の価格はほぼ同じで、1個およそ70円。なお日本では「お湯を入れて3分待つ」というのが主流だが、ロシアの「ロルトン」の場合は、5分待ち。韓国の「ドシラク」は3-4分。

最近は、「国境なき料理」という面白い名の会社から発売されている「ビッグ・ランチ」というカップ麺も見かける。こちらはかやくとスパイスの他に、ソースが付いている。スパイスが効いていて、しっかりとした味付け。

© Sputnik / Gokan Rieビッグ・ランチ
ビッグ・ランチ - Sputnik 日本
ビッグ・ランチ

また最近アジア料理が身近になってきた影響なのか、カップ春雨も発売されている。こちらはカップ焼きそばのように熱湯を注いで、お湯を捨ててつくるタイプ。左から日本風、タイ風、中華風。

© Sputnik / Gokan Rieカップ春雨
カップ春雨 - Sputnik 日本
カップ春雨

日本風は、わかめ入りのみそ味。容器の中には、春雨、ソース、ごまの3セットが入っている。春雨を袋から出して容器に入れ、熱湯を注ぐ。3分経ったら容器の角からお湯を捨ててソースと混ぜ、ごまをふりかけて出来上がり。価格は1個およそ300円。食べてみると、春雨だけあって「インスタント」という感じがあまりしない。

© Sputnik / Gokan Rieカップ春雨 日本風の中身
カップ春雨 日本風の中身 - Sputnik 日本
カップ春雨 日本風の中身

時々無性に食べたくなるカップ麺。スーパーだけでなく、小さな食料品店にも必ずと言ってよいほど置いてあるので、ロシアでも簡単に手に入る。安価ですぐに食べられるカップ麺は、ロシアでも活躍している。

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