ミューレイ氏は英タブロイド紙の「デイリーメール」からのインタビューに「(漏洩は)ロシアから行なわれたものでは一切ない。情報漏洩者は情報への合法的なアクセス権を持っていた人物だ。
(暴露された)文書はインサイダー情報漏洩の結果得られたもので、ハッカー攻撃によるものではない」と語っている。
ミューレイ氏は資料を求めて自らワシントンに赴いたことを明らかにしており、それによると文書の受け渡しはアメリカン大学付近の森の中で行われた。
情報漏洩者がこうした行為に出た動機について、ミューレイ氏は、この人物がクリントン基金の活動にまつわる収賄に断固として反対し、民主党の候補者争いでクリントン氏の主たるライバルであるバーニー・サンダース氏にとって選挙キャンペーンの不利な条件を生み出そうとして行なったことと説明している。
先に米大統領選挙キャンペーン中に行われたハッカー攻撃について、米国政権はロシアの仕業と非難したものの、実際はオバマ政権と米特務機関が行った可能性があることが報じられた。