安倍首相は次のように述べた。「後世の人々は、2016年を振り返り、日ロ両国の関係が飛躍的な発展の軌道に乗った1年だったと意義づけるだろう。5月のソチ、9月のウラジオストク、11月のペルーと首脳会談を重ね、深い信頼関係を築いてきた。プーチン大統領の訪日は、日ロ関係を新たな高みに導く歴史的な出来事だ」
また安倍首相は、「日本もさらなる繁栄の道をロシアとともに歩みたい。その思いを込めたアイデアが、ソチで私から提案した8項目の協力プランにほかならない。5月のソチから半年余りという短い期間に、60件を超えるプロジェクトが結実したことは、協力プランの力強さ、日ロ協力の可能性の大きさを物語っている」と述べた。
締めくくりに安倍首相は、「幅広い分野で日ロ関係を大きく発展させ、両国国民の間に深い信頼関係を育み、強固な協力関係のもとともにアジア太平洋地域の繁栄を作り上げて地域の安定に貢献していこう」と述べた。