同紙が報じるところ、サウジアラビアの決定には2つの出来事が影響している。1つは米下院で、2001年の「9:11」米同時多発テロの犠牲者の遺族がサウジアラビアに損害を求める訴訟提起を可能にする法案が可決されたこと。もう1つは、この法案の支持者であるトランプ氏が次期大統領として選出されたことだ。
現在、サウジアラビアの政府系ファンドはすでに、今後の米国のサウジアラビアに対する政策が明らかになるまで、米国経済への投資を停止した。
先に米下院は、2001年の「9:11」米同時多発テロの犠牲者の遺族がサウジアラビアに損害を求める訴訟提起を可能にする法案を可決した。テロ攻撃の大多数はサウジアラビア市民だった。オバマ大統領は下院で可決された法案に対して拒否権を発動したが、米上院は、賛成97、反対1でオバマ大統領の拒否権を覆した。