この木は、1625年に植えられたもので、山木家が所蔵していた。
1976年、故山木勝(ヤマキ・マサル)氏は、この盆栽を米国建国二百年を記念して米国立樹木園に寄贈した。
東京新聞によれば、山木家は広島市で盆栽業を代々営んできた。米国に寄贈された盆栽は、宮島産の五葉松で、樹高百十センチ、幹は直径三十センチ。健康状態は申し分ない。山木さん一家は爆心地から二・五キロ離れた自宅で被爆した。爆風で家の窓ガラスはすべて吹き飛んだが、庭にあった盆栽は塀によって爆風から守られたという。
なお先に伝えられたところでは、学者達が天然ダイヤを使ってミニラジを作った。