ブラックボックスのコックピットボイスレコーダーにはパイロットのひとりが高揚力装置が作動しなくなったと叫んだ後、地上への接近を告げるシグナル音が響き、続いて「機長、落下しています!」という叫び声が録音されている。
乗員の科白は主観的な状況判断を反映したものであり、不具合を誤って評価した可能性もあるため、これだけで事故原因を究明してはならないとされている。だがブラックボックにはパイロットの科白を確証付ける自動ボイスアラームの音が残されている。
消息筋の情報では事故機の第2のブラックボックスのフライトデーターレコーダーはまだ空軍中央学術調査研究所に持ち込まれておらず、解析作業の開始時期についても明らかにされていない。