子供がお世話になっている学校の先生やお医者さんなどには、箱入りのチョコレートや紅茶、お花などの「オーソドックスな物」、また私生活で交流のない職場の同僚には、来年の干支の飾りや置物などの「ちょっとした物」をプレゼントすることが多い。だが仲の良い友人や家族、大切な人のためには「特別な贈り物」を用意する。そのため年末年始に向けて町には小物やグッズなどを販売する露店がたくさん出るほか、ギフトイベントも開催される。
そんなイベントの一つがモスクワで開かれた。手作りの品物のみを扱うイベントだ。だが手作りであればなんでもOKというわけではない。同イベントは質にもこだわりを見せ、事前に合格した店のみが出店を許される。
イベントの名は「ArtFlection」。このイベントで出会った素敵な作品と、ロシアの素敵な作家たちをご紹介。
素晴らしい人形作家アーニャさんの知り合いには、小さい頃から日本が大好きな人たちがたくさんいるという。そんなアーニャさんから、日本の皆さんへメッセージ。
海が大好きなスタニスラヴァさんは、魚などの海の生き物をテーマに作品を作っている。ユーチューブで日本の動画をよく見るというスタニスラヴァさんは、「日本人の考え方や物の見方は全く違う」、「全く別の世界で興味深い」と語る。そんなスタニスラヴァさんからのメッセージ。
イベントではたくさんの作品が紹介された。
2017年の酉年にちなんで鳥の人形を出品していた作家リュドミラさんの作品。
リュドミラさんは娘のエカテリーナさんと一緒に仕事をしている。エカテリーナさんはリュドミラさんのブランドのデザインを担当。ブロンドのロシア美人のエカテリーナさんは、「ロシア人向けの日本のビザが緩和されるそうなので、来年はぜひ日本に行きたい!」と語っていた。お母さんのリュドミラさんに日本のイメージを尋ねたところ、「日本は素晴らしい国だ!」という答えが返ってきた。嬉しい。
ハンドメイド作家マリーナさんの作品。
マリーナさんは、その昔サハリンに住んでいた。そこで日本の「手まり」に出会ったという。日本に関心を持つマリーナさんは、「桜の季節に日本に行ってみたい」と語っていた。
「ArtFlection」では、ロシアの作家たちのオリジナリティに溢れた素晴らしい作品に出会うことができた。