ラスムセン副所長は、「オバマ政権が米選挙システムへの侵入について(ロシアに対して)根拠のない非難を行い、ロシアの外交官や団体に対して制裁を発動した翌日、プーチン大統領は、はるかに優れた外交的対応をして再び米国に勝った」と述べた。
ラスムセン氏は、「ロシア駐在の米外交官に対して同等かつ当然の行動をとるべきだとする提案がなされたにもかかわらず、プーチン大統領はそれより上であること、そしてトランプ次期米大統領の外交政策の追加的な障害をつくるのを避けることを決めた」と指摘し、「待ち、米新政権の出方をみるという(プーチン大統領の)決定は、プーチン大統領本人とその外交政策チームの高い専門家的技量を物語っている」と語った。