ロシア版「コスモポリタン」誌の撮影に先立ち、オルガ氏は、「私はもう70歳を超えたけれど、人生は始まったばかりでとてもおもしろい」と語った。AFPBB通信が伝える。
オルガ氏は大学で動物学に専攻し、その後18年間ロシア国立大学で働き、次の30年間ウラジオストクにて動物学者として勤めていた。2003年、モスクワに引越し、約4年間病院の受付係として働き、お金がいつも足りなかった。同時に精神的に成長することを目指し、ヨーガをやったり、ボランティアとして活躍したりし、モデルとしてアルバイトし始めた。
モデルとしてトレーニングを積んだことはないものの「こういった仕事には、ずっとひきつけられていた」と子立った。「自分の新しい側面を発見しているところ。ヘアメイクをして素敵な衣装を身につけ、そこには美しい音楽も流れている。なんてすばらしいの」とオルガ氏感激を隠さない。
モデルになるきっかけは、写真家のイゴール・ガバール氏が立ち上げたウェブサイト「オールドシュカ」が見当たったということ。
ロシアでの定年は、女性は55歳、男性は60歳だ。だが経済的な理由により、多くの人が定年後も働き続ける。「オールドシュカ」は、非公式のモデル事務所として彼らに「ちょっとした臨時収入」をもたらしている。「オールドシュカ」モデルの中には、その新たな楽しみを家族になかなか理解してもらえない人もいる。オルガ氏は「最初夫は激怒し、『なんのために?』と何度も質問してきた」と、「しかし彼は、この数々の活動によって私の人生が面白くなり、健康を保てていることを理解してくれた。今では、応援してくれている」と語った。