内閣は、貴族院の大多数を占める離脱反対派による厳しい反対に対して、政府は準備ができていなければならないと考えている。
同紙は「上院は、英国のEU離脱の途上に立ち邪魔をした場合に彼らを待つものは、実存的危機だと、認識する必要がある」と匿名の英国の大臣の発言を引用した。
そのような「危機」としては、上院の廃止ないし上院議員の数と上院の権限の大幅な削減という改革がありえる。
このプランが検討されているのは、最高裁判所でBrexitの件が検討されていることを受けてのことだと、同紙は付け加える。加盟国のEU離脱についてのリスボン条約50条は、英国議会両院の同意を得てのみ有効になりうるとの判決がなされると見られている。
先に英国のエリザベス女王はテレサ・メイ首相との会談で首相がEU離脱の計画を教えてくれなかったことに「失望した」といった。