同紙によると、原因となったのは、シャンサル氏が大晦日にソーシャルネットワークに掲載した動画。動画で氏は、トルコ指導部を大量拘束で批判し、堕落だと非難した。
動画で氏自身が述べたところ、動画を公開した時にはキプロス共和国にいた。トルコ政府の要請により、氏はイスタンブールに強制送還された。
同紙はまた、空港では氏を即刻処罰することを望んでいた人々が群となって氏を迎えたと報じる。怒り狂った市民たちは警官たちに包囲された。警官はシャンサル氏を拘束し、警察署に移送した。
11月4日、トルコ検察の要請により、国民民主主義党(HDP)の共同党首のセラハッティン・デミルタシュ、フィゲン・ユクセクダー両氏を含む15人のトルコ議員が拘束された。トルコ政府は彼らが、非合法化されている反政府武装組織「クルド労働者党」(PKK)とつながりを持っていると非難した。うち12人は後に逮捕された。