関係筋は「ロシア旅客機、ボンバルディアは昨日深夜、サハリンから出発し、高度6000キロでクリル諸島へと進路を取った。一方、管制官が同じ高度で旅客機に接近し、地上からの要請に答えなかった正体不明の航空機に気づいた」と述べた。
関係筋によると、この機体は許可なしに、ロシア旅客機が進んでいた航路を横切った。「危険なほどの接近や空中衝突を避けるため、旅客機が緊急降下する決定が取られた。」
唯一、航空機のレーダートランスポンダの信号が確認できた。その信号は国際的な分類ではNATO諸国の航空機のものだ。この件に関する公式のコメントは現在のところ行われていない。
なお、サハリンークリル諸島線を運航しているロシアの航空会社「オーロラ」は、同社の旅客機に国籍不明の飛行機が異常接近したとのマスコミ報道を否定した。