高橋淳消防総監は冒頭、昨年の熊本地震や鳥取中部地震、新潟県糸魚川市の大火に触れ、「こうした災害の教訓を踏まえ、都民や東京を訪れる全ての皆さまが安全・安心を享受できるよう、職員一丸となって取り組む」とあいさつした。
訓練はバスと衝突したタンクローリーから毒劇物が流出したと想定し、負傷した運転手らを救出した。地震で高層ビルに人が取り残されたと想定した訓練では、航空専門部隊「エアハイパーレスキュー」の隊員が、屋上からヘリでつり上げて救出した。
また、東京五輪開催を記念した5色の一斉放水や、伝統のはしご乗りが披露され、会場から大きな歓声が上がった。