有力産油国イラク南部の輸出港からの原油の輸出量が16年12月に増え、過去最大規模になったと9日に伝わった。石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国が16年11月に合意した減産で、ロシア、サウジアラビアやクウェートなどは生産調整しているとの報道が相次いでいた。だが、イラクの輸出を巡る報道を受けて減産合意が順守されない可能性が意識され、原油の売りが優勢となった。
WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の2月物は前週末比2.03ドル(3.8%)安の1バレル51.96ドルで取引を終えた。通常取引終了後の時間外取引で一時51.82ドルまで下落し、期近物として2016年12月19日以来3週ぶりの安値を付けた。有力産油国が合意した減産の実行性を巡る不透明感を背景に、売りが優勢となった。日本経済新聞電子版が報じた。
WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の2月物は前週末比2.03ドル(3.8%)安の1バレル51.96ドルで取引を終えた。通常取引終了後の時間外取引で一時51.82ドルまで下落し、期近物として2016年12月19日以来3週ぶりの安値を付けた。有力産油国が合意した減産の実行性を巡る不透明感を背景に、売りが優勢となった。日本経済新聞電子版が報じた。