しかし、娘のイバンカ氏はホワイトハウスで働くことがない、とロイター通信が伝えた。
トランプ次期大統領の娘婿クシュナー氏は近東と貿易交渉の問題を担当することになる。娘のイバンカ氏は家族と子供の教育に専念するため、ドナルド・トランプ氏の企業を退職し、ワシントン市に引っ越す予定。夫のクシュナー氏も民間会社のクシュナー・コンパニーズ社の社長を辞任した上、利益相反とされる事業から手を引く。
米国には親類を政府機関の職に採用することなどを禁じた反縁故法があり、クシュナー氏の起用はこれに違反するとの指摘も出ていた。同氏は政府から給与を受け取らない方針で、これにより、法律への抵触を避けようとしているようだ。
トランプ氏は声明で、クシュナー氏について「選挙戦と政権移行を通じて信頼するアドバイザーだった。かけがえのないメンバーだ」と強調した。
イバンカ氏とクシュナー氏はトランプ氏の側近で最も信頼され、影響力がある顧問らであるとされている。リア・ノーボスチ通信が報じた。