ティラーソン氏は、「我々は中国に対し、まず島の建設を中止しなければならないということ、次にこれらの島へのアクセスは認められないという明確なシグナルを送らなければならない」と述べた。
またティラーソン氏は、「尖閣諸島周辺の空域および海域に対する(中国による)管理の宣言」について、「これらは違法行為であり、合法的に中国に属していないテリトリーに対する管理の宣言だ」との見方を示した。
ティラーソン氏によると、米国はこれを受け、「東南アジアの伝統的な同盟国」との協力を活性化したり、ASEANのような「既存の機構を用いる」必要があるという。
さらにティラーソン氏は、米新政府が米中間の3つの共同コミュニケと台湾との関係に関する米国の法律に基づく「一つの中国」政策に変化をもたらす計画はないことを確認し、トランプ政権も台湾に対して「自国(米国)が義務を負うことを再び確認する」意向だと付け加えた。