ただ専門家らによれば、歩行は十分アクティヴに行う必要がある。例えば、特別のトレーニングマシンを利用したり、あるいは、スティクを手にした所謂「ノルディク・ウオーキング」のようなものでなくてはならない。
研究チームのチーフであるスージー・ホン氏は「こうしたトレーニングは、身体全体にも、また免疫システムにも大きな影響を与える」と指摘している。つまり、ウォーキングの間、体内では、免疫細胞の中に含まれるアドレナリン受容体β-2の活動が活発化する。それにより、体内の変化が引き起こされるとのことだ。
今回の研究は、速足歩行を含め全部で20分から30分の運動で十分であり、そうした運動が抗炎症作用を活性化させることを裏付けた。