コトブスの年配男性の一人は「東に向かう戦車の姿には恐怖を感じた。子供の頃、ドイツ国防軍の戦車が、ソ連の西部国境に向かって移動したことを思い出した」と述べ「ロシアに対するポーランド政府の恐怖感は、明らかに誇張されたものだと思う」と指摘した。
またインタビューに応じた、もう一人の男性は「ドイツは、ロシアとの対話を模索しようとさえせずに、対ロシア国境地帯の軍事プレゼンス拡大を続けているが、これは挑発行為だ」と述べた。
さらにもう一人の男性は「いわゆる『ドイツの友人達』が撤退するよう」求め「米国の戦車が、もしドイツ国境から100キロの所にあるとしたら、自分は不安を感じるだろう」と指摘し「プーチン大統領が、こうした事態を長く黙って見ているとは思わない。我々は、友好的な対話を発展させるべきだ。我々には対立など必要ない」と強調した。
米国の戦車は、今年初め、ドイツのブレーマーハーフェン港に送られ、12日、ポーランド・ルブシュ県の最南部に位置する都市ジャガンに到着した。戦車は、3500の軍人を擁する第4歩兵師団の管轄下に置かれる見込みだ。