これより前にトランプ次期米大統領は英「タイムズ」紙からのインタビューに、米国は米露双方が核兵器削減合意を結ぶことを条件に対露制裁を解除する可能性があると語っていた。
ペスコフ報道官は記者団に向かって「これについての交渉は現在一切行なわれていない」ことを明らかにした。
ペスコフ報道官はさらに、対露制裁はロシア国内問題の面でも対外パートナーとの問題においてもロシアの議題に掲げられていないと指摘し、「ロシアはこうした制限の発案者ではない。このため、ロシア大統領が強調したように、ロシアはこうした制裁問題を対外コンタクトの中で掲げるつもりはない」と語った。
核兵器削減についてロシア政権は態度を変えるかとの問いに対してはペスコフ報道官はこのテーマを話し合うことができるのはトランプ氏が大統領に就任してからだと強調している。