母ザメの名はレオニ。豪州タウンスヴィッラの水族館で12年にわたってオスザメと暮らしていた。この間に2匹は24頭の子ザメをもうけた。ところが2013年、オスザメは別の水槽に移されたため、レオニは1匹だけで遺された。夫から離され数年を暮らしたレオニは2016年、突然3匹もの健康な子ザメを出産した。
DNA鑑定の結果、子ザメからは母親の遺伝子のみが検出されたことから、母ザメは交尾を行なわずに出産したことが判明した。
サメの数種、七面鳥、コドモオオトカゲ、ヘビ、エイのなかには通常は交尾で子どもを産む種類でも交尾なしで子孫をもうける能力をもつものも見られる。
先に、海洋生物保護を掲げて活動を行なう団体「シーシェパード」は豪州海域で違法な捕鯨を行なっていた日本の船からミンククジラの死体が発見されたことを明らかにした。