ポンドは英国時間午後3時半現在1ポンド=1・2355~65ドルで取引された。16日には一時、昨年10月以来約3カ月ぶりの安値となる1ポンド=1・19ドル台をつけた。17日も朝方は安値圏で推移したが、メイ首相が演説で離脱に関するEUとの最終的な合意について、上下両院に承認を求めると明言。離脱に向けた英政府の意思決定のプロセスが明確になったとの見方が広がり、買い戻す動きが強まった。共同通信が伝えた。
市場では「首相演説でEU離脱交渉を巡る不透明感が後退したことを評価するが、ポンドがこの先大きく買い戻されるとは考えにくい」(米系銀行)との声が聞かれた。