学者らのデータによれば、亀裂が生じたのは2016年10月で、その長さは約40キロにも及ぶ。亀裂は、英国の学術調査ステーション「ハレー6」の近くに形成されている。
こうした亀裂が、英国の研究施設があるブラント氷棚に現れたのは2度目のことで、数十年前にも、そうした事があった。しかし2012年から亀裂の成長が速くなり、現在、亀裂はステーションから6キロの所に迫っている。
学者らは、亀裂がステーションンを南極大陸から切り離してしまうのではないかと懸念している。万一のことを考えて、英南極局は、今年3月から11月の南極の冬季に、ステーションを閉鎖し、亀裂から23キロ離れた場所に移転させることを決めた。
それより前に欧州と米国の科学者らが南極に3つの古代ピラミッドを発見したと報じられた。