トランプ氏のドル高けん制発言で、ドルが円に対して急落するなどしたため軌道修正を図った。ドル高による短期的な悪影響には対処する考えも示した。
ムニューチン氏は「ドルは最も魅力的な通貨で、海外から米国に投資を呼び込んでいる」と指摘。世界で最も広く利用される基軸通貨の地位を守るため「強いドルは国益に沿う」としてきた米国の為替政策に変更はないことを強調した。
一方、足元のドル相場は「とても強い」との認識も表明。ドル高による悪影響から「米国の企業を守り、海外に移転しないようにしなければならない」と語った。
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) 19 января 2017 г.
トランプ氏は米紙が17日に掲載したインタビューで「われわれの通貨は強過ぎる」と述べ、ドル相場を安値に誘導する可能性にも言及した。これについて、ムニューチン氏は「(相場の)短期的な動きは貿易に悪影響を及ぼす恐れがあるとの趣旨で、長期的な話ではない」と説明した。
ムニューチン氏は米金融大手ゴールドマン・サックス出身。大統領選ではトランプ陣営の資金調達を担当した。