オバマ氏は「あなたたちの大統領となれたことは名誉だ」と国民に謝意を表明した。未曽有の経済危機のさなかに政権が発足したことを振り返り、国民の支持が希望の根源だったとも述べた。
国民医療保険制度改革(オバマケア)や同性婚の全面解禁など任期中の業績を念頭に「保険によって救われた人や、平等な結婚により人生が変わった人々を見てきた」と述懐。品格とユーモア精神を忘れない国民の存在が、米国の未来を切り開いてきたと語った。
最後に「あなたたちと共に歩んでいく」と述べ、「イエス・ウィ・キャン(私たちはできる)」と2008年の大統領選時からのスローガンで結んだ。共同通信が報じた。