ブルームバーグ通信が報じたところによると、すでに今月1月、2つの会社が、債務を償却できなかった。そうした例は、2015年一年で29件、2014年には7件に過ぎなかった。今年2017年、債務を抱える会社は、社債償還のため、記録的な額のお金を支払わなくてはならない。
AAのランキングにある中国企業は、およそ310億ドル(2110億人民元)の償却に迫られている。中国人民銀行のデータによれば、2016年12月、負債の残高は、統計が始まってから現在までで最低に減った。なお2018年の債務支払いは3219億人民元、2019年は3870億人民元である。
サービサー(金融機関等から委託を受けまたは譲り受けて、特定金銭債権の管理回収を行う債権管理回収専門業者)への支払いが増えることから、会社は、新しい社債の発行を余儀なくされている。それにより、債券発行額が、今後なされる支払額よりも少なくなった場合、「バブルがはじける」シナリオとなる公算が高くなる。中国国際金融公司(China International Capital Corp).は、そうした警告を発している。
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