イランメディアの報道によると、ビルの建設計画と実施は1960年代、同国の優秀なエンジニアによって行われていた。しかし、火災は大きいものであったとは言え、単なる全焼ではなく、建物の倒壊を引き起こした。
もしテヘランが地震の震源地になった場合、他の建造物は一体どうなるのか?スプートニクのインタビューを受けて、テヘラン大学地球物理学の地震学研究所元所長、「イラン地震学の父」バフラム・アッカシェ氏が、同国政府は地震学的により安全な地域への遷都問題に直ちに戻る必要があると指摘し、次のように述べた。「イランの領土は実質的にすべて地震活動が活発な地域にある。83%の町は極めて地震学的に危険な地域にあり、16%はそれに比べるとやや安全な地域にある。そしてわずか1%、約1000個の町や村だけが安全で、その場所での地震の可能性は最も低い。」
バフラム・アッカシェ氏は続けて、「テヘランの人口密度は高い。そこには150万人が住んでいる。普段ここでは、移動できないほどの交通渋滞が起きる。また、首都近郊の人口密度も高い。もし地震が起きると、それは大惨事となり、修復不可能な結果となる。震度7の地震がテヘランで起きた場合、死者と負傷者の数は数百万人に上る。おそらく、この大都市の生活は永遠に麻痺するだろう」と述べた。