クリストフ氏は「私が80年代初頭に世界の貧困をめぐる情勢について書き始めた時、人類の40%が極度の貧困の状況で生きていたが、現在は10%以下。2030年までには、数値は3%か4%になりそうだ」と説明する。
また、女性の権利保護と識字率上昇においても成果が上がっている。1960年代までは大多数の人々は読み書きができなかったが、現在の成人の識字率は85%になっている。
氏は「思い出してください:今起きている最も重要なことはトランプ大統領のツイートではなく、何より大切なのは、今日、過去には簡単な病気から死んでいた約1万8千人の子供が生き残り、約30万人が電気を得て、約25万人が極度の貧困から抜け出すであろうこと」だと結論付ける。
先に伝えられたところ、現在、世界で最も裕福な8人の資産の合計は4260億ドル。世界人口の下位50%(約36億人)の資産合計も同額。経済危機は、世界で最も裕福な人たちをさらにお金持ちにさせた。国際NGO「OXFAM」の報告書の中で述べられている。