先に、天皇陛下の退位に関する政府の有識者会議が、3カ月間にわたる議論の論点整理を23日に公表した。政府の意向を踏まえ、今の陛下一代に限り退位を認めるのが妥当と読める内容で、「結論ありき」の印象は否めない。ただ、国会の議論や世論が割れている現状を踏まえ、主な選択肢についてメリットとデメリットを並べる書きぶりにとどめた。
退位問題は、各党の合意による決着が望ましい。安倍首相が衆院本会議で、「政争の具としてはならない」と強調。
NHKニュースによれば、安倍総理大臣は24日、衆参両院の正副議長にこれを踏まえて、議論を進めるよう要請することにしていて、今後、国会での議論の行方が焦点となります。これを受けて、安倍総理大臣は24日、衆参両院の正副議長に対し、論点整理の内容を踏まえて、国会で議論を進めるよう要請することにしていて、与野党各会派は、25日、政府側から、論点整理の説明を受ける運びです。