トルコのチャブシオール外相は「ギリシャ政府が引き渡しにこぎつけるよう再び試みることを要求する」とした上で「これは政治的な決定で、ギリシャは謀反者を庇い匿っている。何ができるか見てみよう。我々は難民に関する合意に署名した時もあり、そのうちの一部は不法移民の相互引き渡しに関するギリシャとの合意だった。我々はこの取引廃止案を検討している」と述べた。
確執のきっかけとなったのは、昨年7月15日に失敗したクーデター未遂の後トルコからギリシャに逃亡した8人の軍人だ。ギリシャの最高裁はこの件を検討し、引渡しを認めない判決を下した。
先に伝えられたところ、合意条件に従って、トルコ政府は、ビザ制限の撤廃、トルコのEU加盟交渉の加速化そして30億ユーロの受け取りなどと交換に、ギリシャ沿岸に不法に到着した難民達を戻すことになる。