実験の参加者は次の3つのタイプの音を聞いた。雨音のような中立な音、赤ん坊の鳴き声のような誰にも不愉快な音、食事摂取時に特徴的な音だ。参加者の半数はミソフォニアに苦しんだ。つまり、参加者の言葉によると、3つ目のカテゴリーの音に非常に痛みを持って反応した。参加者はすべて、音を聞く際に、脳の働きをスキャンするためにMRT機器の中にいた。
結果、ミソフォニアを患う人々には、感情処理の際に働く前頭葉と前島皮質の間に変わった繋がりがあることが明らかになった。両分野の活動は咀嚼音や激しい呼吸音を聴いた時に最大になった。さらに、心拍上昇や発汗の強まりなど、強いストレスの反応が見られた。
なお先に伝えられたところ、グラスゴー大学が動物虐待防止協会スコットランド支部の参加を得て行なった実験で、犬にはそれぞれに異なる音楽の好みがあることが明らかにされた。