ボロス氏は、ロシアがどれほど米国の利害の脅威となっており、過剰にロシアを恐れていないかを考えるよう米国人に勧めている。ボロス氏は、ロシアはやはり何かしらの脅威をもたらしているが、それはかなり誇張されたものだと述べる。
ボロス氏は、ロシアへの過度の恐怖は3つの結果をはらんでいると説明する。過度の恐怖は、より重要な問題から目をそらし、対露関係の選択の幅を縮め、戦争の加速装置として機能する可能性もあるのだ。
先に『ナショナル・インタレスト』のテッド・ガレン・カーペンター評論員は「ロシアと米国は、お互いの政策に対し、原則的に違った観点を持っている」と指摘し「それが、両国関係が20年にわたり悪化している『単純な原因』だ」と述べた。