ナショナル・インタレスト誌ーロシアへの理不尽な恐怖は本当の脅威から米国の注意をそらす可能性

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米国人がロシアをナンバーワンの敵だと考えているという印象は間違いだ。戦略安全保障問題の専門家、ニコラス・ボロス氏が米誌『ナショナル・インタレスト』に論文を寄稿した。ボロス氏によると、恐怖がより深刻な脅威から注意を逸らす可能性があるため、このようなロシア認識は深刻な結果をはらんでいる。

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ボロス氏は、ロシアがどれほど米国の利害の脅威となっており、過剰にロシアを恐れていないかを考えるよう米国人に勧めている。ボロス氏は、ロシアはやはり何かしらの脅威をもたらしているが、それはかなり誇張されたものだと述べる。

ボロス氏は、ロシアへの過度の恐怖は3つの結果をはらんでいると説明する。過度の恐怖は、より重要な問題から目をそらし、対露関係の選択の幅を縮め、戦争の加速装置として機能する可能性もあるのだ。

先に『ナショナル・インタレスト』のテッド・ガレン・カーペンター評論員は「ロシアと米国は、お互いの政策に対し、原則的に違った観点を持っている」と指摘し「それが、両国関係が20年にわたり悪化している『単純な原因』だ」と述べた。

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