彼は、日本で言えばまだ高校生だが、サンクトペテルブルグでのジュニア・エンジニア・コンクールで優勝し、カリフォルニア行きのチャンスを手に入れた。
アルチョーム君は、もう一年以上にわたり取り組んでいる研究作の模型をコンクールで披露した。彼は、才能に恵まれており、独自の火星探査車のモデルを発明している。その機能の主な特徴は、火星で生命を見つける事ではなく、地球人の基地を作るのに適した場所を火星で特定することだ。
アルチョーム君は、今年5月にロスアンゼルスで行われるコンクールIntel ISEF(インテル国際学生科学フェア)への参加切符を得た4人の勝利者のうちの一人となった。彼は、プレゼンテーションするまで残った期間内に、自分の作品をより完成されたものにすると約束している。
アルチョーム・パヴレンコ君のロボット工学分野での活躍は、意外なものではない。宇宙に夢中になり、つい最近まで、人工衛星や無人飛行機器を設計していた。とはいえ火星探査車のプロジェクトは、彼の主要な発明品と言ってよいものだ。
先に伝えられたところ、ロシアの「エネルギア」社の専門家たちは、夜間に地球の表面を照らす軌道システムを開発し、実際に用いる計画。