同研究には、認知機能低下の初期段階にある10人が参加した。参加者は2つのグループに分けられた。
第1のグループは6ヶ月の間1日2回、新鮮なぶどう2杯分より僅かに多い量のぶどう粉末を摂取した。
第2のグループは有効成分を含まないプラセボを摂取した。6ヶ月後、第2グループで、初期の段階のアルツハイマー病が影響を与える脳の分野の代謝の有意な減少が見られた。同時に、本物のぶどう粉末を摂取していた第1グループでは、代謝活性の健全なレベルが保たれていた。
研究チームは、このような効果はよく知られたポリフェノールの抗炎症性および抗酸化物質によって起きた可能性があると仮定している。研究の結果から、ぶどうの定期的な摂取によって認知機能の若年性の低下を防ぐような効果が起こる可能性があると仮定することができる。