これより前、ドゥテルテ大統領は、米国は国防分野の協力拡大に関する二国間合意(EDCA)に違反したとしてこれを非難していた。ドゥテルテ大統領の非難の理由は米国がフィリピン領内に恒常的な利用のための自国の施設を建設しているというものだった。
デルフィン・ロレンザーナ国防大臣はドゥテルテ大統領に対し、大統領が把握している情報は完全に正しいとはいえないことを報告した。
「私はEDCAに基づいて建設を続けてもいいか、それともいけないか、事実上大統領に許可を問うた。彼の答えは『よろしい。それでは続けよう。だがその場所に武器弾薬の予備が保管されないよう見張れ』というものだった。」
ロレンザーナ国防大臣は合意は米軍に対し、フィリピン軍と合同で使用する兵舎建設と航空機、運輸手段の燃料保管を許可するものだと指摘している。