今月2日、パリ郊外のオルネー・スー・ボア(Aulnay-sous-Bois)で警察は麻薬の密売人に対する突入調査を行い、テオという名の男性(22)を拘束した。拘束の際のつかみ合いの過程で、警官が男性の肛門に10センチほど警棒を突っ込んだ。テオ氏は病院に搬送された。
© AP Photo / Arnaud Journoisフランスの抗議デモー警官が取調べ中の男性を警棒で性的暴行の疑い【写真】
フランスの抗議デモー警官が取調べ中の男性を警棒で性的暴行の疑い【写真】
© AP Photo / Arnaud Journois
警察は調査を始めたが、故意ではなかったとの結論に至った。調査は監視カメラの映像を根拠にしているが、オープンアクセスにある映像では、何が一体起きたのかをはっきり見ることは不可能だ。
一方、問題の警官は性的暴行で非難されている。その場にいた3人の警官も暴行の容疑で起訴された。警官4人は停職中だが、逮捕はされていない。
#Rennes: Manifestation contre les violences policières, en soutien au jeune Théo. #Reportage #PressPhotography pic.twitter.com/S9kSFvU96U
— Emmanuel Brossier (@emmanbrossier) 8 февраля 2017 г.
フランスではこの数日、抗議デモが続いている。デモは主に、オルネー・スー・ボア近郊で行われている。デモはまた、パリ、レンヌ、ナントでも行われている。抗議に参加する人は車やゴミ箱に火をつけている。数度、警察は催涙ガスを用いる他、空に向かい威嚇射撃することを余儀なくされた。
オランド大統領は7日、テオ氏の見舞いに病院を訪れた。見舞いは30分続いた。オランド大統領との話し合いで、テオ氏は破壊運動を催さないよう呼びかけた。
人権活動家は、警官が暴行の容疑で裁かれることはまれだと指摘している。
Entre 300 et 400 personnes marchent pour Theo a #Nantes pic.twitter.com/JVP8jUngRk
— Anne-Hélène Dorison (@AnneHD44) 8 февраля 2017 г.